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医療ジャーナリスト大竹奉一のホームページ「美容外科名医101人」 「美容外科COM」 「美容外科JP」は、信頼できる美容・形成外科団体の協力を得て、全国 53名の美容外科・形成外科の名医へのインタビューと200名の医師へのアンケートを元に作成されました。

美容外科
クリニック、美容外科のある大学病院・総合病院など、すべての医療機関からの中から選びました。

広告料・掲載料・ 協賛費などに一切関係なく、客観的・公正な立場で作られた最新情報です。

 

医療ジャーナリスト 大竹奉一

失敗しない美容外科選び

NHK「クローズアップ現代」に
スタジオゲスト出演


国裕子キャスターと対談

 4月13日(火)の、NHK「クローズアップ現代」に、私、大竹奉一がスタジオゲストとして出演し、国谷裕子キャスターと対談しました。
テーマは、「美容医療ブームで、美しく若々しくなる人もいる一方で、失敗して苦しんでいる人もいる。美容外科医をどう選べばいいのか」です。

美しく、若々しくなることを願っていたのに、
大きな苦しみを味わう人も

国谷 番組のはじめに、あごの美容外科手術の失敗例が紹介されていましたが、こういう失敗例は、いつでも美容医療にはあるんですね。あごの手術は難しい手術なのでしょうか。
大竹 
あごの近くにはいろいろな神経が通っていますし、あごの骨には歯が生えていますから、知識・技術・経験のない医師が手術すると、大変なことになります。あごは希望通り細くなったけれど、歯が全部抜けてしまった例もよくあります。
国谷 そのほかによく起こるトラブルにはどんな例がありますか。
大竹 
アンチエイジングでヒアルロン酸や、自分の脂肪を注入して簡単にシワをなくすなどと言われていますが、これも非常に技術を要する治療で、多くの失敗例があります。
国谷 注射針を使うのですね。
大竹 
注射針でスッスとヒアルロン酸や、自分の脂肪を注入すればいいと思うのですが、野球の投手が、カーブ・スライダー・シュートを投げ分けるように、知識・技術・経験も必要なうえに、手先が器用であるといった才能も必要です。ところが未熟な医師は患者さんに「あなた、どこへ入れてほしい、ここも入れようか、あそこも入れようか」と入れてパンパンに腫れ上がることもよくある失敗例です。
国谷 美容医療は、美的感覚が問われるだけに、トラブルが起きやすい医療なのですか。
大竹 
健康の状態をゼロとすると、病気の状態はマイナスの状態です。一般の医療は、マイナスの状態をゼロにする医療ですから目標がはっきりしています。痛みがなくなる、病気が治る、あるいは軽減して、ゼロの状態になればいいのです。ところが美容医療は、ゼロという健康の状態を、患者さんの希望に従ってさらにプラスにする医療です。患者さんの希望通りにするには、医師の技術・研修・経験以外に、美的感覚、患者さんの求める目標を的確に理解する能力が求められます。その点が一般医療とは違う美容医療の難しさです。
国谷 二重まぶたにする手術でも、二重の巾をどれくらいにするのか、二重をどこからスタートさせるかなど、本当に細かいところで、目の表情が変わってきますね。
大竹 
ほんの1ミリの違いが大きな表情の違いになります。くっきりした巾の広い二重が希望なのか、目立たないように二重にするのか、医師の技術とともに、患者さんと医師の呼吸がぴったり合っていないと、手術としては成功したけれど、患者さんは満足しない結果にもなります。
国谷 美容医療で簡単にきれいになるという情報があふれていますが、マイナス情報はなかなか聞こえてきません。泣き寝入りをしている方は多いのでしょうか。
大竹 
失敗した場合には修正手術を受けざるを得ないのですが、一度メスを入れた組織は、 正常な状態が壊れていますから、修正手術は非常に難しくなります。また失敗した多くの患者さんは、失敗の手術をした最初の医師を信頼できなくなりますから、もっと上手な医師に依頼する例が多いのですが、修正すると最初の医師の失敗の責任は消えてしまって、修正した医師の責任になりますから、上手な医師も、修正手術をしたがらないのが現状です。
 失敗した患者さんの多くはうつ状態になり、自殺を考え、裁判に訴える気力もなくし、引きこもってしまいます。国民生活センターの統計では、相談件数が2000年から2008年の8年間で、500件から1400件と3倍に増えていますが、もっと多くの方が泣き寝入りされています。新しい人生をスタートしようとしていたのに、非常に大きな苦しみを味わい、一生苦しむ人もいるのが美容外科の怖いところです。

患者さんのことを考えてくれる医師を
慎重に選んで

国谷 美容医療を受けたい、美容外科に行きたい時には、どこでどのように受ければいいのか、非常に迷うと思うのですが、何かアドバイスがありますか。
大竹 
まず、インターネットの、多くの美容外科のサイトから3つほどの美容外科医院を選んでください。その基準は、形成外科・外科・麻酔科など、外科系の研修をしっかり受けた医師を選ぶことです。特にメスを使う手術の場合には必ずこの条件を満たす医師を選んでください。
次に面倒でも、患者さんがご自分で、その3つの美容外科医院の、担当医師にカウンセリングを受けて、患者さん自分自身が十分納得して受けることが大切です。
国谷 メスを使わない、レーザー治療の場合には?
大竹 
レーザー治療には、一台のレーザーだけでなく、シミ・アザなどの種類によって、数台のレーザー機器が必要です。レーザー治療に詳しく、数台のレーザーを備えている医院を選ぶことが必要です。
国谷 複数の美容外科医院でカウンセリングを受けることが大切なのですね。こういう美容外科医院だけはやめたほうがいいこともありますか。
大竹 
カウンセリングに行ってすぐに、「今日手術しましょう」「明日しましょう」と言う医院、目の手術で行ったのに「鼻も手術した方がいいよ」と言う医院はやめたほうが良いでしょう。「家の人とも十分相談して、一週間くらいはご自分で考えて、手術を受けようという気持ちが変わらないときにはもう一度いらっしゃい」とアドバイスする医院を選ばれることをおすすめします。
もう一つ、カウンセリングに医師以外の人が出てくるところは避けたほうが良いでしょう。手術をする段階になって、一度も顔を見たことのない医師がメスで顔を切って、患者さんの希望通りの手術ができることは考えられません。
国谷 顔にメスを入れたりすることは、患者さん自身が慎重に取り組み、また慎重な姿勢で患者さんに取り組んでくれる医師を選ぶべきなのですね。
大竹 
患者さんと医師の人間関係が最も大切ですから、患者さんのことを本当に考えてくれる医師を選ぶことが何よりも大切です。
国谷 ありがとうございました。

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